【3分で読める】サッカー撮影を攻略するために実践すべき3つの撮影ポイント。

サッカーの撮影をしたいんだけど「どんな設定で撮ればいいんだろう」と悩んでいませんか?
今回の記事で紹介する【サッカー撮影おすすめポイント】を実践すると、誰でも簡単にかっこいいサッカー写真を撮影することができます。
なぜなら、僕もサッカーの試合をひたすら撮り続けて設定にテンプレートがあることに気づき今ではどんな環境においても良好な写真を撮影できるようになったからです。
この記事では、撮影のポイントを3つに絞って紹介。設定のテンプレートも公開します。
記事を読み終えると、サッカー撮影で悩むことなくどんな環境でも撮影に集中してかっこいい写真が撮れるようになります。
結論。カメラ任せのオートモードは使わない。
カメラに搭載されているスポーツモードやAUTOモードなどは使わないようにしましょう。
カメラはそこまで賢くないので動きの速いサッカーなどのスポーツには対応しきれません。
一番気をつけなければいけないことが、全てカメラ任せにしてしまうと何がどうなっているか理解できず、何もわからないまま撮影することになり、失敗の理由が永遠にわからないままいつまでたっても上手くならないということです。
完全オートから脱却するだけで写真は上手くなります。
それではどのように撮影すれば良いか。3つのポイントにまとめましたので順番にご覧ください。
3−1.Aモードにする。
まず、カメラの設定ですが理想はMモード(マニュアル)ですが、最初のうちは難易度が高いと思います。そこでお勧めするのがAモード(絞り優先)です。
この設定にすればいつものサッカー撮影の結果が劇的に向上します。
Aモードの仕組みは、絞り値(F値)を決めたら設定したISO感度と被写体の明るさに応じてシャッタースピードを自動でカメラが決めるというモードです。※
※例:絞りを5,6に設定。シャッタースピードの数値が800~1000(個々の数値はISO感度と環境により変化)など小刻みに自動で変化するはずです。
撮影者が設定すべきはF値とISOの2つです。F値は一度決めたら基本固定で大丈夫です。お持ちのレンズの望遠側で出せる最も低い数値に設定しましょう。
・18-400mm F3.5-6.3の場合6.3
・70-300mm F4-5.6の場合5.6
・70-200mm F2.8の場合2.8
F値が決まれば次に、ISO感度を設定します。
シャッタースピードはISO感度の微調整で800~1000以上にキープしましょう。
F5.6にしてISOが200、この段階でシャッタースピードが500程度ならISO感度を400や640などにして800~1000分の1になるよう調整するイメージです。
サッカーの撮影では800分の1秒以上のシャッタースピードがあれば安定して撮影できます。理想は(1000分の1以上) 640分の1以下の数値だと選手がブレるリスクが高まります。
そして、写真の明るさの調整ですが、露出補正ボタンで行います。
以下ニコンカメラでの一例です。
撮影しながら露出補正で明るさを微調整します。この数値を変更するとシャッタースピードが変化します。変動したらシャッタースピードが1000分の1程度に近づくようにISO感度を減らすか上げるかすればOKです。
ここまで設定できればサッカーの失敗写真(特にブレ写真)はかなり減るはずです。
3−2.動きの頂点で撮影する。
サッカーの撮影は選手の年代にもよりますが見ての通り動きが速く、激しいので難しいと感じるかもしれません。それでもかっこいい瞬間はテンプレート化されている部分があるので写真を何度も撮影してタイミングをつかむことをお勧めします。
動きの頂点というのはスポーツ撮影に共通する部分ですが、力が一番入った所がおおむね迫力のある写真となります。
以下一例です。
- スライディングの瞬間
- 足を伸ばしきった瞬間
- 蹴り出し前の瞬間
- 混戦から抜け出す瞬間
- キックはボールと一緒に
- フリーキックは壁込みで撮影
ポイントは連写しなくても十分撮れるということです。
実際上記の三枚は連写せずに撮影していますしタイミングを掴めば簡単に撮影できます。
連写せず単発で撮影すると撮影枚数も極端に増えることなく後のセレクトも時間をかけずに済ませることができるのも利点です。
撮影イメージを掴むためにもぜひ次の動画をご覧ください。
撮影は動きのポイントポイントを観察しながらシャッターを切り、かっこいいと思う瞬間を突き詰めて考えながら撮影することが最も重要となります。
最初のうちはトリミング前提で撮影すれば構図の不安定さは解消されます。まずはタイミングを意識して撮影し、慣れて来たらトリミングから脱却して、構図を調整していくイメージで撮っていくといいです。
3−3.座って撮る。
意外と重要なのが”座って撮影する”ということです。
立ったまま選手を上から撮影すると迫力半減ですし構図も安定しません。
座れる状況であれば必ず座って撮影しましょう。
座って撮影することのメリット、
・写真に迫力が出る。
・構図が安定して撮影しやすくなる。
・立って撮るよりも疲れない
そして、座って撮影する際に必要なものがあります。
一脚を使います。これを取り付ければスポーツ撮影の写真のクオリティが劇的に向上します。
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それに加えて椅子が必要となりますが、なるべくコンパクトで座高にあったものを選びましょう。
僕はよく壊すので何回も買い換えましたが、とりあえず僕は下記のコンパクトな折りたたみ椅子を使っています。旅行にもかさばらないのでお勧めです。ただ、小さいのでやはり自分にあったものを選ぶのがお勧めですね。
まとめ
Aモードに設定(絞り優先モード):完全オートモードではカメラが対応しきれないのでAモードに設定して選手の動きがブレないシャッタースピードをキープする。
動きの頂点で撮影:選手の動きをしっかり観察しつつ、タイミングに集中して各プレーの動きの頂点で撮影する。
座って撮影:座って撮影することで写真の迫力が増す。構図の安定のためにも一脚と椅子の準備は必須。
この3つのポイントを実践していけば必ずサッカー撮影が上手くなります。カメラ任せのオートで撮影すると、ブレ写真や明るさの不安定な写真を量産してしまいます。
撮影の失敗原因も、オートにしてしまうと永遠にわからないままとなりますので技術向上においても結果的に遠回りです。
サッカー撮影はスポーツの中でもそこそこ難しいジャンルになるので、AモードもしくはMモードでである程度の設定を固定した上で構図とタイミングにじっくり集中して撮影しましょう。